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即仁会医業経営研究所

(更新日:2021年4月1日)

所長あいさつ

1975 年開院以来 46 年間、北広島病院は地域に根ざした医療を地道に実践してまいりました。その間、時代に合わせ運営体制を医療法人即仁会、特定医療法人即仁会と変遷させながら、2010 年には社会医療法人の認可を受け今日に至っております。


私は当法人の初代理事長を 25 年間務めさせていただきながら、病院協会、医師会、中医協委員、雑誌「病院」の編集委員、社会医療法人設立代表幹事等の役職をお引き受けし、その経験から学んだ知識やノーハウが他の医療機関の運営改善にお役に立てればとの思いで、医療の質の改善や経営の効率化を目指して「医業経営研究所」を設立しました。

設立の背景には、当時、道内の地方公立病院の経営状態が悪化し、病院の医師離れも深刻化していた状況がありました。これまで幾つもの公立病院運営に関わらせていただきました。例を挙げますと、雄武町国保病院、羅臼町国保病院を有床診療所とした後、社会医療法人孝仁会に経営を引き継ぐコーディネートをしました。また、小樽市立病院と根室市立病院には新築に際して運営上のアドバイスを行いました。現在、十勝郡部にある士幌町国保病院の運営にも関わり、適正病床数の保持と医師確保等に貢献しています。また、社会医療法人の設立要件である過疎地支援で日高町、平取町、占冠村、新篠津村等の診療所の診療を自ら行ってきました。道外では鹿児島県西の表市の個人病院を社会医療法人化する助言を行い世代交代の上、現在「種子島医療センター」として再出発を図るお手伝いをしました。

地域の医療提供体制を維持するためには、たとえ採算が合わなくても取り組まなくてはならない「公益性の高い医療」が求められます。それは本来、公立病院が担ってきた業務なのですが、自治体の財政赤字と医師確保の難しさから、その役割を肩代わりできる民間病院への期待が昂まりました。そして、国はそのような役割をもつ医療機関として、『社会医療法人』を制度化しました。北広島病院はその趣旨に賛同し手を挙げ、全国に先駆けて社会医療法人の認可を受けました。その効あってか、現在、北海道の社会医療法人は 45 法人を数え全国都道府県で最多となっています。

即仁会医業経営研究所

所長 竹内 實

【略歴】

昭和11年 札幌市生まれ

昭和29年 道立札幌西高等学校卒

昭和35年 札幌医科大学医学部卒

昭和36年 医師免許取得

      札幌医科大学 第三内科入局

昭和41年 歌登町国保病院 内科医長

昭和45年 博友会平岸病院 内科医長

昭和50年 北広島病院 院長(昭和61年まで)

昭和54年 医療法人即仁会 理事長(平成15年まで)

      昭和62年4月より 特定医療法人

      平成11年6月より 特別医療法人

平成13年 即仁会 医業経営研究所 所長

平成20年 医療法人 札幌百合の会病院 理事長(平成26年まで)

【主な公職(過去のものを含む)】

昭和58年~平成11年 北海道私的病院協会 常務理事

平成11年~平成15年 北海道病院協会 常務理事

平成元年~平成    9年 北海道医師会 常任理事

平成   4年~平成11年 中医協委員

平成   9年~平成13年 北海道医師会 副会長

平成   9年~平成13年 日医 代議員

平成13年~平成19年 北海道病院厚生年金基金 理事長

平成18年~平成25年 社会医療法人協議会 代表幹事

平成20年~     北海道病院厚生年金基金 顧問

平成26年~     社会医療法人協議会 顧問