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病院・診療科・担当医師の紹介

理事長あいさつ

当院は昭和50年10月、4名の医師で60床の病院より開設しました。その後、平成22年に社会医療法人の認定を受け、へき地医療の支援や医師会及び行政との連携のもと、北広島市内の24時間救急患者受け入れ態勢を確保いたしました。また、平成27年4月1日より現住所に新築移転し、現在、病床数90床、診療科目は内科・呼吸器科・循環器科・消化器科・整形外科・脳神経外科を標榜し、北広島市内で唯一の急性期病床をもつ病院です。得意分野での診療を通し、北広島における地域医療を担うべく、職員一同日々努力しております。また、当院では地域住民の皆さまの健康保持のため、慢性期疾患の診療や健診業務にも力を入れてきました。疾病の早期発見、生活習慣病の対策に重点的に取り組んでおります。

令和2年4月1日、地域医療連携室を院内部門として開設し、また、即仁会札幌呼吸器医学研究所を当法人内に設置いたしました。地域医療連携室では、担当職員を増員して、医療費、介護保険や社会福祉制度、退院後の療養生活など、これまで当院が行ってきた医療サービスをさらに充実させました。今後はリハビリテーションと連動して在宅医療の拡充に努めてまいります。即仁会札幌呼吸器医学研究所は、当院の特色の一つである呼吸器診療の充実を活動目標に掲げた部門です。呼吸器疾患の最新情報を収集し、市民講演会などで地域住民の皆さまへわかりやすく情報発信をすること、また、近隣の療養型医療施設や介護施設と連携し、呼吸器領域のケア・リハビリテーションが充実するよう、そのサポートをすることが主な活動内容となります。令和2年度からは札幌医科大学の医学部学生の実習指導、また、後期研修医の臨床研修指導を行う医療施設に認定されました。このような活動を通して医療従事者養成の一助になればと願っています。これからも地域の医療を守るため、患者さまやご家族さまに寄り添い、日々の業務を大切に質の高い医療を提供してまいります。

社会医療法人 即仁会北広島病院 理事長 野村直弘

(最終更新日:令和5年4月20日)

理念・基本方針

理念

私達は生命の尊厳を基本に患者さまの医療を受ける権利を尊重し、地域の皆さまの健康保持と医療を支えます。

基本方針

北広島病院は、地域医療の中核病院として、医療ニーズに応えた質の高い医療、安全な医療を提供するため、次の事項を基本方針とします。

・総合的初期医療サービスを提供します。

・ケアミックス型の基幹病院として地域に開かれた病院作りを推進します。

・医療、介護を通じて地域の人々の健康を守り、地域の活性化を図ります。

・職員全員が研鑽に努めます。

(最終更新日:2021年1月6日)

医師紹介

常勤医師

野村 直弘(のむら なおひろ)

出身校

昭和57年 札幌医科大学医学部卒業

 

役職

理事長

診療科目

内科・呼吸器科

乳腺内科・腫瘍内科

所属学会

日本内科学会

日本消化器内視鏡学会

日本乳癌学会

日本乳癌検診学会

日本癌治療学会

日本呼吸器学会

資格等

博士(医学)

日本内科学会認定内科医

日本呼吸器学会認定専門医

検診マンモグラフィ読影認定医

外来診察

午前:月・水・木

午後:火

米野 万人(こめの みつひと)

出身校

平成5年 福井医科大学医学部卒業

平成14年 三重大学医学部大学院博士課程修了

役職

理事・院長

診療科目

整形外科

所属学会

日本整形外科学会

資格等

博士(医学)

日本整形外科学会認定専門医

日本整形外科学会認定運動器リハビリ テーション医

日本整形外科学会認定リウマチ医

日本抗加齢学会専門医

外来診察

午前:月・木、金

  :土(交代制)

午後:火・水

大地 貴(おおち たかし)

出身校

平成6年 札幌医科大学医学部卒業

(札幌医科大学医学部臨床教授)

役職

理事・副院長

診療科目

内科・呼吸器科

所属学会

日本呼吸器学会

日本内科学会

資格等

博士(医学)

日本内科学会認定内科医

日本呼吸器学会呼吸器専門医

外来診察

午前:月・火・金

午後:水

石井 卓(いしい すぐる)

出身校

平成6年 札幌医科大学医学部卒業

平成16年 札幌医科大学大学院博士課 程修了

役職

副院長

診療科目

内科・消化器科

所属学会

日本内科学会

日本消化器病学会

日本消化器内視鏡学会

日本癌学会

日本癌治療学会

資格等

博士(医学)

日本内科学会認定医

日本消化器学会専門医

日本消化器内視鏡学会指導医

外来診察

午前:火・水・木

午後:月

高橋 弘毅(たかはし ひろき)

出身校

昭和56年 札幌医科大学医学部卒業

(札幌医科大学名誉教授)

役職

理事・札幌呼吸器医学研究所 所長・ 地域医療連携室長

診療科目

内科・呼吸器科・健診・医療連携

所属学会

日本内科学会

日本呼吸器学会

日本呼吸器内視鏡学会

日本肺癌学会

日本呼吸ケア・リハビリテーション学会

日本感染症学会

日本結核・非結核抗酸菌症学会

日本老年医学会

日本サルコイドーシス肉芽腫性疾患学会

日本肺サーファクタント・界面医学会

アジア太平洋呼吸器学会

資格等

博士(医学)

日本内科学会認定内科医

日本呼吸器学会指導医・専門医

日本呼吸器内視鏡学会指導医・専門医

外来診察

午前:月・水・木

午後:火

藤田 浩二 (ふじた こうじ)

出身校

平成27年 金沢医科大学医学部卒業

役職

医長

診療科目

整形外科

所属学会

資格等

整形外科専門医

外来診察

午前:月・火・水

  :土(交代制)

午後:木・金

安田 健人 (やすだ けんと)

出身校

平成29年 札幌医科大学医学部卒業

役職

診療科目

内科・呼吸器科

所属学会

日本内科学会・日本呼吸器学会

資格等

日本専門医機構内科専門医

外来診察

午前:月・火・水

午後:木

非常勤医師

循環器科:佐藤 勝彦

出身校

昭和59年 北海道大学医学部卒

所属

医療法人札幌ハートセンター 理事 兼 CCMO

所属学会

日本循環器学会、日本心血管インタ-ベンション治療学会、日本内科学会、日本フットケア・足病医学会、など

資格等

日本循環器学会 循環器専門医、日本心血管インタ-ベンション治療学会 専門医・指導医、日本内科学会認定内科医、日本フットケア・足病医学会 副理事長、日本フットケア・足病医学会 北海道地方会 代表世話人

循環器科:古谷 純吾

出身校

平成6年 岩手医科大学医学部卒業

所属

医療法人春林会華岡青洲記念病院 副院長

所属学会

日本内科学会

日本循環器学会

日本心血管インターベンション治療学会など

資格等

日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医

 

 

整形外科:三好 俊行

出身校

平成9年札幌医科大学医学部卒

所属

整形外科

所属学会

日本整形外科学会、日本骨粗鬆症学会など

資格等

日本整形外科学会認定医、骨粗鬆症学会専門医・認定医など

 

脳神経外科:徳田 禎久

出身校

昭和46年 札幌医科大学医学部卒

所属

札幌禎心会病院院長

所属学会

日本脳神経外科学会、日本脳卒中外科学会、日本認知症学会、

日本抗加齢医学会、日本再生医学会など

資格等

日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、認知症サポート医

日本抗加齢医学会専門医など

脳神経外科:谷川 緑野

出身校

昭和63年 旭川医科大学医学部卒

所属

札幌禎心会病院、東京医科大学兼任教授、旭川医科大学臨床教授

所属学会

日本脳神経外科学会、日本脳卒中の外科学会、日本脳卒中学会、

日本頭蓋底外科学会、米国脳神経外科学会など

資格等

日本脳神経外科学会認定医・指導医、日本脳卒中の外科学会認定医・指導医

脳卒中専門医など

外来受付時間と診療時間

外来受付時間 

月〜金 午前 8:30〜11:30
午後 12:30〜16:00 ※水曜日の整形外科午後受付は18:30までとなります
午前 8:30〜11:30
脳神経外科
火・金
午前 8:30〜11:30
午後 12:30〜14:30
休日診療 なし 医師会救急当番日のみ診察を行います。
予約診療 なし 一部要望に応じ予約診療を受け付けます。
医師に相談して下さい。
救急指定 あり 時間外の救急は医師会救急当番日のみ
外国語対応 なし 努力します。
クレジットカード ご利用いただけます。

診療時間 

月〜金 午前 9:00〜12:00
午後 13:30〜16:30※水曜日の整形外科午後診療は19:00までとなります
午前 9:00〜12:00
脳神経外科
火・金
午前 9:00〜11:30
午後 13:00〜14:30

外来診療予定表(担当医)

一般内科、乳腺

午前 野村
大地
安田
大地
安田
野村
安田
野村
大地
札幌医大出張医
交代制
午後 野村 大地 安田
札幌医大出張医
乳腺外来を兼ねる
診療科のご案内

呼吸器内科

午前 野村
大地
安田
高橋
大地
安田
野村
安田
高橋
野村
高橋
大地
札幌医大出張医
交代制
午後 野村
高橋
大地
安田 札幌医大出張医
間質性肺炎/肺線維症外来 (予約制10:30から)
睡眠時無呼吸症候群外来を兼ねる
診療科のご案内

消化器内科

午前 石井 石井
(11:00まで)
石井 交代制
午後 石井
診療科のご案内

循環器内科

午前 佐藤 由井/札幌心臓血管クリニック出張医 古谷
(9:30から)
午後
診療科のご案内

整形外科     

午前 米野
藤田
藤田 藤田 米野 米野 交代制
午後 三好
()
米野
米野
(19:00まで)
藤田
(14:00から)
藤田

※水曜午後のみ受付時間は18:30まで、診療時間は19:00までとなります
※月曜日、木曜日は午後が手術日のため、午前の受付が早く終了することがあります
診療科のご案内

脳神経外科

午前 谷川/出張医
(9:30から)
徳田/出張医
午後 谷川/出張医
(14:30まで)
徳田/出張医
(14:30まで)

希望する医師があれば電話にて ご確認お願いいたします
診療科のご案内

診療科のご案内

●診療内容のご紹介

当科では、生活習慣病を中心に内科全般の診療をしています。生活習慣病とは、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症・痛風など、生活習慣や体質によって起こる慢性疾患のことです。また、通院が困難になった患者さまを対象に院内の医療連携室を通して訪問診療を行なっています。運動器の障害で通院困難になった方、悪性腫瘍の末期などで自宅療養を希望される方などが対象です。

•患者さまへのメッセージ

生活習慣病を  発症していても無症状の場合が多く、健診などで異常を指摘されていても、仕事が忙しいなどの理由で未治療の方は少なくありません。しかし、進行すると、心臓病、脳卒中、腎臓病など、様々な合併症を引き起こす危険があります。治療については生活習慣を見直すことがその第一歩です。食事の内容、運動、喫煙や飲酒、睡眠時間、ストレス管理に至るまで、幅広く管理していくことでより効果的な治療ができます。心当たりのある方は、医療機関を受診し食事療法や栄養指導、適切な定期検査と治療を受けましょう。当院では、栄養管理士が入院・外来患者さんの栄養指導をきめ細やかに行なっています。糖尿病は自覚症状に乏しいため、治療が遅れがちです。長期間放置しておくと、網膜症、腎症、神経障害などの合併症や脳卒中、心筋梗塞等の動脈硬化性疾患を引き起こしかねません。早期に糖尿病を治療して血糖を良好にコントロールしておくことは、快適な生活を維持するうえでとても大切なことなのです。

                                    

★内科よりお知らせ

現在のところ特にありません

●診療内容のご紹介

当科では、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支ぜんそく、肺炎や非結核性抗酸菌症などの呼吸器感染症、間質性肺炎/肺線維症、肺がん、睡眠時無呼吸症候群など、呼吸器疾患全般について幅広く診療をしています。咳が長く続いている、息をするとゼーゼーする、体を少し動かしただけで息切れがする、毎日のように痰が出る、痰に血が混じる、胸が痛む、寝ている時にいびきが大きいなどの症状のある方が受診対象です。

 

即仁会札幌呼吸器医学研究所のページに対象となる主な呼吸器疾患の解説を掲載していますので、関心のある方はこちらのほうもご覧ください。

 

▶高橋医師の間質性肺炎/肺線維症外来(予約制)を設置しております。

 

▶野村医師、大地医師の睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来を設置しております。

◎受付より睡眠時無呼吸症候群の検査についてお知らせ

●当院では睡眠時無呼吸検査を希望される方で肥満のない方には、

原則、ご自宅でできる簡易検査を実施いたします。

ただし、顎が小さい、扁桃肥大がある方や高血圧、不整脈 、

狭心症などの心疾患、糖尿病などの合併症を有する方、

また簡易検査の結果さらなる精密検査が

必要な方については、一泊入院してPSG検査を実施致します。

 

●また大変恐れ入りますが、ご入院時に預り金(保証金)をお預かりさせていただくこととなりました。

預り金は検査結果を聞きにいらした時に精算させていただきますので、預り金領収書は大切に保管し、精算時にご持参くださいますようお願い申しあげます。

◆お預かり場所・時間

外来受付窓口にてご入院時にお預かりいたします。

◆金額

3万5千円

◆支払方法

現金のみ

◆精算方法

退院時のお支払額が預り金を上回る際は、お支払額と預り金の差額を

お支払い頂き、退院時のお支払額が預り金を下回る際は、

お支払額と預り金の差額をお返し致します。

精算対応はすべて外来会計窓口にて行います。

ご理解とご協力宜しくお願いいたします

 

▶健康診断で胸部X 線写真や聴診所見で異常を指摘された方を対象に精密検査を実施しております。

 

•患者さまへのメッセージ

日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会等の学術団体に所属する指導医・専門医が複数常勤し、専門的知識と熟練された技術に裏付けされた呼吸器診療を基本とし、患者さまの年齢やADL(日常生活動作)に十分配慮した無理のない医療を提供できるように心がけています。

入院での治療が必要な場合は、入院までの待機期間等でご不便をおかけせず、速やかに治療が受けられるよう努力しております。

また、肺がんなどで外科治療が必要と判断される場合には、札幌医科大学附属病院呼吸器外科、または北海道恵愛会札幌南三条病院呼吸器外科で、速やかに治療が受けられる連携体制をとっています。

 

                               

呼吸器内科よりお知らせ

 

20231018

名 称:今後の間質性肺疾患を考える 〜診断・紹介のタイミングは〜       

テーマ:〜間質性肺疾患の地域医療連携〜早期診断と適切な治療・管理 

座 長:小笠寿之(道立北見病院呼吸器内科部長)

演 者:高橋弘毅(北広島病院)

対 象:北見地区の医療関係者

会 場:北見市ホテル黒部

共 催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

概 要: 

 間質性肺疾患はできるだけ早期からの疾患管理が望まれる病気です。それを実践するには地域のかかりつけ医と専門医の円滑な医療連携が必要となります。医療機関が限られる地域においても、患者さまに専門性の高い医療を享受していただくにはどうすれば良いのか、今回は北見地区の医療関係者と意見交換をしました。

 

 

202393

名 称:インフォームド・コンセント・カンファレンス

テーマ:(講演2)抗線維化薬が必要なILD患者さんとのコミュニケーションのコツ

座 長:熊ノ郷 淳(大阪大学教授)

演 者:高橋弘毅(北広島病院)

対 象:全国の医療関係者

会 場:グランドニッコー東京台場/オンライン

共 催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

概 要: 

 線維化が進行するタイプの間質性肺疾患をもつ患者さんに対して、早期から抗線維化薬による治療を受け進行を抑えることが推奨されています。その理由は、線維化した病変は治療でも後戻りができないからです。また、風邪などのちょっとしたきっかけで急激に悪化することがあり、「急性増悪」と呼ばれますが、抗線維化薬を使用することでそのリスクを下げることができます。しかし、症状の乏しいお元気な患者さんにとって、治療を開始すること、さらに長期間継続することには高いハードルがあるようです。そこで、医師と患者さんとの密接なコミュニケーションがかかせません。講演会では、多くの患者さまを担当してきた高橋医師からそのコツについて報告させていただきました。

 

 

 

 

2023年7月25日

名 称:喘息治療UP-TO-DATE Meeting In 北広島・恵庭・千歳

テーマ:重症喘息・新時代の治療を考える

座 長:高橋弘毅(北広島病院)、竹藪公洋(市立千歳市民病院)

演 者:工藤 誠(横浜市立大学附属市民総合医療センター・副院長)

    吉田貴之(市立千歳市民病院)、小熊 昴(王子総合病院)

対 象:北広島・恵庭・千歳エリアの医療関係者

会 場:ホテルグランテラス千歳/オンライン

主 催:アストラゼネカ株式会社

概 要: 

喘息は成人の10〜15%が患っている一般的な病気の一つです。治療薬の進歩で重症患者は激減しましたが、それでも年間2000人弱の方が激しい発作(重積発作)で命を落としています。したがって、吸入薬などで普段から症状をきちんとコントロールしておくことが大切です。重症患者ではステロイドの全身投与がどうしても必要なことがありますが、骨粗鬆症や糖尿病など様々な副作用とも戦わなくてはなりません。最近ではステロイドの全身投与を避けるために新しいお薬(生物学的製剤)が推奨されています。今回の講演会では生物学的製剤を必要とする患者さんがどうすれば適切な治療を円滑に受けられるか、この地域の呼吸器医療を担当している医師が集まり意見交換をしました。

 

2023年7月20日

名 称:宗谷医師会学術講演会(日本医師会生涯教育講座)

テーマ:間質性肺疾患の地域医療連携 ー 早期診断と適切な治療・管理 

座 長:村中徹人(市立稚内病院・診療部長)

演 者:高橋弘毅(北広島病院)

対 象:宗谷医師会の医療関係者

会 場:稚内総合文化センター/オンライン

共 催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

概 要: 

 間質性肺疾患はできるだけ早期から疾患管理をする必要がある病気で、抗線維化薬による治療が有効な患者さんが含まれます。このお薬は肺の機能低下を抑制し、また、急性増悪のリスクを下げ、生命予後を延長することが期待できます。宗谷地区には過疎化や離島といった課題があり、専門的治療が滞りがちな地域の一つです。今回の講演では基幹病院とプライマリーケアとの医療連携によって、間質性肺疾患の患者さんに適切な医療をお届けする工夫などを講演し、地域住民の健康を守る先生と意見交換をしました。

 

2023年7月5日

名 称:Medical Staff Seminar in Hokkaido

テーマ:間質性肺疾患を知る、多職種で取り組む

座 長:高橋弘毅(北広島病院)

演 者:基調講演;森野 陽(北海道千歳リハビリテーション大学・准教授)

    特別講演;石川 朗(神戸大学大学院・教授)

対 象:全道の医療関係者

会 場:ニューオオタニイン札幌/オンライン

主 催:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

概 要: 

 間質性肺疾患は様々な方法で疾患管理をする必要がある病気で、薬物療法、在宅酸素療法、リハビリテーション療法などがその柱となります。COPD(慢性閉塞性肺疾患、肺気腫)への呼吸リハビリテーションは広く行われている一方で、間質性肺疾患への実践は全国的にみて殆ど普及していません。また、呼吸リハビリテーションは理学療法士を中心に医師、看護師など多職種の医療従事者によるチームワークが必要です。今回の講演会では、理学療法士や看護師、MSW(メディカルソーシャルワーカー)の資格を持つ医療従事者約140名が視聴し、ディスカッションを行いました。今後、間質性肺疾患の呼吸リハビリテーションを道内に広めるにはどうすれば良いのか、今後取り組むべき課題が提起された講演会となりました。

 

 

 

 

2023414

名 称:第120回日本内学会学術講演会 招請講演

テーマ:間質性肺炎・肺線維症診療の進歩

演 者:高橋弘毅(北広島病院、札幌医科大学名誉教授)

対 象:全国の内科学会員

会 場:東京国際フォーラム

 

概 要: 日本内科学会は120年の歴史をもち約10万人の内科ドクターが所属しています。医学・医療の向上を目指し、年次講演会(通称「総会」)が毎年4月に全国規模で開催されます。3日間の会期中、様々な発表があるなかで、今回のメインのひとつである招請講演を高橋医師が担当しました。長年研究を重ねてきた間質性肺疾患の研究成果と診療面での最新情報について詳しく披露しました。

 

 

 

2023年2月17日(金)

名称:茅ヶ崎医師会

概要:2023217日に開催された茅ヶ崎市医師会で当院の高橋弘毅医師が

が講演しました。

 

演題名は「間質性肺疾患の地域医療連携-早期診断と適切な治療・管理-」です。

 肺線維症などの間質性肺疾患が注目されています。患者さんが最先端の診療を享

受できるよう、速やかな診断と治療介入が必要です。

しかし、かかりつけ医での普及はまだこれからといった状況です。同医師会から

の要請を受け、高橋医師が診療のポイントと専門医への紹介のタイミングについ

て、当地に赴き講演を行いました。

 

 

 

2023年2月11日(土)

名称:日本内科学会北海道地方会

概要:2023211日に開催された日本内科学会北海道地方会で当院の長野香菜美医師

3月まで在職)が発表しました。

 

演題名は「当院におけるCOVID-19患者の入院受け入れの実態と診療収支の検討」

です。

地域に寄り添った医療提供には、充実した医療技術とそれを十分に活かす病院

タッフの熱意が欠かせません。そして、それを支えるのは健全な病院経営です。

2020年1月に突然始まった新型コロナウイルスCOVID-19感染は通常診療に多大な

影響を与えてきました。2022年5月までは北広島市内には専用病床が無く、患者

は札幌や恵庭の指定病院へ入院せざるを得ませんでした。しかし、2022年4月に

一般病棟の中に専用病室を設置することが認可されたことに伴い、当院でも5月

から市内唯一の専用病室を稼働させることができました。一般病室の患者様への

感染リスクを回避しながらの診療はスタッフにもストレスがかかります。また、

公的補助はあるものの予定外の支出が発生し、収支バランスによっては病院経営

も影響を受けるリスクがありました(結果的にそうならずに済みました)。この

ような背景の下、経験をしたことのない出来事をきちんと分析し、それを医療関

係者と情報共有し将来に備える必要性を感じ学会報告をしました。

 

 

 

 2022年6月22日(水)
名 称:  北広島医師会講演会
主 催:  北広島医師会
共 催:  第一三共株式会社
開催形態: 会場(北広島クラッセホテル)とWEBのハイブッリド
対 象:  北広島・恵庭・清田区エリアの医療従事者
司 会:  野村病院長(北広島病院)、髙橋正和院長(高台内科クリニック)
基調講演: 高橋弘毅医師(北広島病院)『高齢者の呼吸器疾患の特性と課題』 
シンポジウム:
                 辻田孝輔院長(北の台クリニック)『循環器の視点からみた課題』 
                 日髙輝夫院長(大曲ファミリークリニック)『腎臓内科の視点からみた課題』 

概要:
今回の医師会主催学術講演会では「超高齢化社会を見据えた呼吸器疾患の課題」をテーマに、野村直弘医師と高橋弘毅医師が役割を担当しました。この講演会のコンセプトは、北広島市とその近郊住民の皆様の健康増進に寄与する良質な医療を提供していくうえで、特に超高齢化社会の呼吸器疾患の課題について、医師会員間で医療情報を共有し、医療連携体制を強化すること。循環器疾患や腎疾患、消化器疾患などでクリニックに通院されている患者さんが肺の病気を合併することは珍しくありません。それを早期に見つけて適切な治療を受けていただく、そのための診療のコツについて話し合いました。また、専門的技術が必要な時の対応として、呼吸器内科(当院には4人の呼吸器科医が常勤、うち3人が専門医資格者)へ相談するタイミングなども話し合われました。

 

2022年3月8日(火)

名 称:       間質性肺疾患WEB Academy

主 催:       日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

会 場:       WEB開催

対 象:       全国の医療関係者(主にかかりつけ医)

テーマ:       間質性肺疾患の地域医療連携 – 早期診断と適切な治療・管理 –

演 者:       高橋弘毅(北広島病院、札幌医科大学名誉教授)

概 要:

間質性肺疾患(間質性肺炎)は様々な原因・基礎疾患を背景に発症する疾患群の総称で、原因がまだ解明されていない難病(特発性肺線維症など)が含まれます。しかも、いつ発症したのか知らぬ間に進行してしまったケースも少なくありません。治療の開始が遅れるほど、その後のADL(日常の生活動作)や予後が低下します。では、進行する前に早く見つけるにはどうすれば良いのでしょうか。解決策のひとつは、かかりつけ医の先生に見落としなく診断してもらうことです。COPD・肺気腫、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病で通院している患者さんのなかに、実は無症状の間質性肺疾患をもっている患者さんが紛れています。例えば、かかりつけ医の先生に聴診器で背中の呼吸音を聴いてもらうだけで、間質性肺疾患の発見率が上がります。

講演会では、かかりつけ医の先生向けに見落としを減らすための診療技術について解説しました。また、最近注目されている抗線維化薬の有効性と適応患者の特徴などをお伝えしました。

 

2022年2月2日(水)

名 称:       呼吸器WEBセミナー in 北広島・恵庭・千歳

主 催:       杏林製薬

会 場:       WEB開催

対 象:       北広島、恵庭、千歳圏内のドクター(主にかかりつけ医)

司 会:       高橋弘毅(北広島病院、札幌医科大学名誉教授)

テーマ:       間質性肺炎の病診連携及び呼吸器感染症

演 者:       千葉弘文教授(札幌医科大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座)

概 要:

幅広い病気を日常の診察で担当するかかりつけ医の先生は、いつもと違う症状や検査データに気づいた時、詳しい検査や高度な治療を専門医に相談することがあります。このような協力体制のことを業界用語で病診連携(病院と診療所の医療連携)と呼んでいます。しかし、どの段階で相談するとよいのか、そのタイミングを判断することは意外と難しいものです。間質性肺炎は様々な原因・基礎疾患を背景に発症する疾患群の総称で、原因が解明できていない難病(特発性肺線維症など)が含まれ、かかりつけ医の先生をしばしば悩ませる病気のひとつです。また、超高齢化社会を迎える我が国では、誤嚥性肺炎を含む呼吸器感染症の予防と治療のスキルを磨くことはとても重要です。今回、札幌医科大学の千葉弘文教授にお願いして、北広島、恵庭、千歳圏内のドクターが視聴する講演会を開催し、かかりつけ医が呼吸器疾患で困った時、北広島病院との病診連携に参考となる情報を提供していただきました。

 

2021年11月24日(水)

名 称:       ILD WEB Academy

主 催:       日本ベーリンガーインゲルハイム社

会 場:       WEB開催

対 象:       大阪大学呼吸器免疫内科関係者等

座 長:       武田 吉人准教授(大阪大学呼吸器免疫内科)

テーマ:

①講演I:      『日本人におけるCOVID-19ゲノムワイド関連解析』

            枝廣 龍哉先生(大阪大学呼吸器免疫内科)

②講演II:     『血清エクソソームのプロテオミクスによるサルコイドーシスの新規バイオマーカー同定』

                    二見 悠先生(KKR近畿中央病院呼吸器内科)

②特別講演:『肺サーファクタント研究を貫き学んだこと〜IPマーカー SP-A/SP-D測定キットの開発から臨床応用まで』

                     高橋 弘毅所長(即仁会北広島病院 札幌呼吸器医学研究所、札幌医科大学名誉教授)

概 要:

間質性肺疾患(ILD)は様々な原因・基礎疾患を背景に発症する疾患群の総称です。膠原病・アレルギーが元でおきる疾患から、原因が解明できていない難病(特発性間質性肺炎、サルコイドーシスなど)まで、とても多くの疾患がILDに含まれます。新型コロナウイルス(COVID-19)肺炎も広い意味でILDの性質をもっています。今回の講演会は大阪大学呼吸器免疫内科の医師・研究者によって企画され、高橋所長がゲストとして特別講演を行いました。

間質性肺疾患(ILD)/間質性肺炎(IP)/肺線維症は互いに共通の性質をもつ疾患概念です。これらの疾患の血清診断にSP-A、SP-D、KL−6が普及し診療で使用されています。いずれも国内の研究者・医薬メーカーが開発したものですが、そのなかで、SP-AとSP-Dの開発と普及をライフワークにしてきたのが高橋所長です。今後、ILDの診療をさらに進歩させるためには新しい診断マーカーの開発が必要であり、大阪大学の研究グループがその課題に熱心に取り組んでいます。新しい発見・発明には歴史を学ぶことが欠かせません。今回の講演会は新型コロナウイルス感染の影響で、大阪には出向けずWEBでの開催となりましたが、互いに貴重な医学情報を交換しディスカッションすることができました。

●診療内容のご紹介

当科では、食道、胃・十二指腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓などに生じる消化器系の疾患を幅広く担当しています。診断に際しては、上下部内視鏡検査・超音波検査・CT 検査、MRI 検査などの診断に必要な機器が充足し、的確な診断と治療に努めております。患者さまの心配、疑問が解決できるお手伝いをいたします。

 

●患者さまへのメッセージ

日本消化器学会や日本消化器内視鏡学会等の学術団体に所属する指導医・専門医が常勤し、専門的知識と技術に裏付けされた消化器診療を行っています。大きな病院では紹介状を持たないとなかなか受診できないことも多いのですが、当院では紹介状なしでも誠意をもって対応いたします。消化器のことで心配なことがあれば、お気軽に受診してください。なお、入院での治療が必要な場合は、入院までの待機期間等でご不便をおかけせず、できるだけ速やかに治療が受けられるようにいたします。また、治療が困難な病気については専門病院へ積極的に紹介も行っております。

                                 

 

消化器内科よりお知らせ

現在特にありません

●循環器内科診療内容のご紹介

 

当科は、循環器専門医療機関から派遣された医師が心臓疾患(虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心筋 症、心不全など)、高血圧症の外来診療を担当しています。胸や背中の痛み、息苦しさ、動悸(胸が 急にドクドクしたり、脈が抜けたりする症状)、むくみ、歩行時の下肢の痛み、目の前が暗くなる、 失神、めまいなどの症状のある方が受診対象です。

 

●患者さまへのメッセージ

より高度な精密検査や入院治療が必要と判断された場合には、札幌ハートセンター・札幌心臓血管ク リニック、または春林会華岡青洲記念病院と速やかに診療連携し対応しております。

                                

循環器内科よりお知らせ

現在特にありません

●整形外科診療内容のご紹介

整形外科では、腰痛、関節痛など日常生活動作に支障を来す疾患や、骨折などの外傷、骨粗鬆症、関節リウマチなどを中心として、小さいお子様からご年配の方まで幅広く受け付けております。

●患者さまへのメッセージ

漢方薬やブロック治療などを取り入れ、必ずしも手術に頼らない治療に力をいれております。医療者の自己満足に終わるのではなく、患者さんのライフスタイルに合った納得してもらえる治療を目指し、患者さん一人ひとりに対して心のこもった医療の提供を心がけております。

                            

 

整形外科よりお知らせ

 

2021年12月21日(火)

名 称:       地域で考える高齢者トータルケア 〜転倒・骨折予防〜

主 催:       第一三共株式会社

会 場:       WEB開催

対 象:       医療従事者の皆さま(北広島・恵庭・清田区エリア)

総合司会:     野村 直弘 病院長(即仁会北広島病院)

座 長:       水谷 保幸 病院長(西の里恵仁会病院)

テーマ:

①講演Ⅰ: 『高齢者骨粗鬆症の鬆症の骨折予防について』

      藤田 浩二 医長(即仁会北広島病院整形外科)

②特別講演:『生活習慣病と骨粗鬆症〜骨折リスク評価とマネージメント〜』

      井上 大輔 教授(帝京大学ちば総合医療センター)

概 要:

我が国は超高齢化時代を迎えました。高齢者が元気で長生き(健康寿命を延伸)するためにはそれを妨げるリスクを減らすことが大事です。なかでも、転倒・骨折、関節疾患などの整形外科関連の病気・怪我が大きなリスクとなっていて、令和元年の調査では、介護・支援が必要となった人の実に約25%を占めています。私たちが暮らすこの地域で、骨折をきっかけとして、健康寿命を縮めてしまう高齢者をできるだけ減らすにはどのような対策をとればよいのでしょうか。そのような課題を立てて、とくに「骨折予防」に焦点を当て、藤田先生と井上教授に専門家の立場から診療に役立つ医学情報を解説をしていただきました。

高齢者が骨折しやすくなる最大のリスクは骨粗しょう症(骨の密度が減少しもろくなった状態)です。女性の場合、閉経後のホルモンバランスの変化によって、骨粗しょう症を発症しやすくなることが知られています。したがって、骨折予防の治療が必要な状態かどうかを定期的に調べておくことが推奨されます。一般に行われる検査として、骨密度検査や血液検査(骨代謝マーカー)があります。また、男性も骨粗しょう症を発症します。特に糖尿病、COPD(肺気腫)、慢性腎疾患、心疾患、認知症など、生活習慣病や加齢に伴う病気をもつ高齢者は男女を問わず要注意です。骨折を予防する治療薬には様々な種類があります。年齢、過去の骨折や基礎疾患の有無などよって、使い分けます。多くは飲み薬ですが、6ヶ月間隔で皮下に打つ注射薬も汎用されています。

私たちのエリアで暮らす高齢者の方々が骨折予防について、ホームドクターや整形外科医に気軽に相談できる医療連携を整えていくことが望まれます。

●脳神経外科診療内容のご紹介

当科は、脳神経外科専門医療機関から派遣された医師が脳血管障害(脳卒中)、脳腫瘍、三叉神経痛や顔面麻痺、脊椎の病気などに加え、認知症の早期発見に関する外来診療を担当しています。
構音障害、顔面麻痺、半身麻痺、激しい頭痛や軽い眩暈やふらつき、もの忘れなどの症状のある方が受診対象です。

 

ちょっと風が顔に当たったとか、布が顔に触れただけでも激しい痛みを感じる、歯磨きをしたときに虫歯がないのに痛い、髭剃りをした時に顔面にビリっとした痛みを感じるなど、三叉神経痛の症状がみられる方、また、目やロのまわりや頰の筋肉が勝手にピクピク動いてしまう顔面痙攣の症状のある方も受診対象としています。
血管が顔面神経を圧迫している場合には手術で治すことができます。

•患者さまへのメッセージ
脳血管障害(脳卒中)の代表的疾患はくも膜下出血、脳出血、脳梗塞です。発症を予防するために は、高血圧、糖尿症、高脂血症、喫煙などのリスク因子を減らしていくことが重要です。くも膜下出 血のほとんどの原因は脳動脈瘤(脳の血管の一部が風船のように膨らんだもの)の破裂です。破裂の リスクの高い脳動脈瘤が見つかった場合には、未然に破裂を防ぐ手術(開頭によるクリッピング手 術、カテーテル治療によるコイル塞栓術)が推奨されます。より高度な精密検査や入院治療が必要と 判断された場合には、禎心会札幌禎心会病院脳神経外科と速やかに診療連携し対応しております。

                                  

脳神経外科よりお知らせ

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